カルシウムの吸収を妨げる食習慣
カルシウムは摂取しても、そのすべてが体に吸収されるわけではなく、もともと吸収率があまり高くない栄養素だといわれています。さらに、日々の食習慣によってはカルシウムの吸収がより妨げられてしまうことがあるとされています。ここでは、吸収を妨げやすいとされる食習慣について取り上げます。
主な原因
リンを多く含む加工食品やインスタント食品、清涼飲料水の摂りすぎは、体内のカルシウムとリンのバランスを崩し、カルシウムの吸収や利用を妨げる可能性があるといわれています。また、シュウ酸を多く含むほうれん草やフィチン酸を多く含む穀類も、過剰に摂りすぎるとカルシウムの吸収を妨げる場合があるとされています。
そのほか、過度な食塩摂取やカフェインの摂りすぎ、過度な飲酒はカルシウムの尿中への排出を促し、結果的に体内に留まるカルシウムの量を減らす一因になるといわれています。極端な高たんぱく食も、カルシウムの排出を促す可能性が指摘されています。
詳しく知っておきたいこと
シュウ酸やフィチン酸は、ゆでこぼしなどの下処理によってある程度低減できるといわれています。日常的にこれらの食品を極端に避ける必要はなく、バランスの良い食生活の中で適量を心がけることが大切だとされています。
日常生活でできる工夫
加工食品やインスタント食品、清涼飲料水を摂りすぎないよう心がけ、リンとカルシウムのバランスを意識することが役立つといわれています。ほうれん草はゆでこぼしてから調理する、玄米や豆類は十分に浸水させてから調理するといった工夫も吸収を助けるとされています。
塩分やカフェインの摂りすぎに注意し、コーヒーや緑茶は適量を心がけることが望ましいとされています。カルシウムを含む食品を摂るタイミングを、これらの摂取から少し時間をずらすことも一つの工夫といわれています。
よくある質問
Q. ほうれん草は食べない方がいいですか?
A. ゆでこぼすなどの下処理をすればシュウ酸をある程度減らせるといわれているため、適量であれば問題なく取り入れられるとされています。
Q. コーヒーを飲むとカルシウムが減りますか?
A. カフェインの過剰な摂取はカルシウムの排出を促す可能性があるといわれていますが、適量であれば大きな心配は少ないとされています。
Q. 加工食品は完全に避けるべきですか?
A. 完全に避ける必要はないとされていますが、リンの摂りすぎにつながりやすいため、頻度や量を意識することが勧められています。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある場合や症状が続く場合は、自己判断をせず医師にご相談ください。










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