テタニー(手足のしびれ・けいれん)とカルシウム
テタニーとは、血液中のカルシウム濃度が低下することなどにより、手足や口の周りにしびれやこわばり、筋肉のけいれんが起こる状態のことです。重度の場合には手指が硬直して曲がったままになる「助産師の手」と呼ばれる特徴的な症状がみられることもあるといわれています。神経や筋肉の働きにはカルシウムイオンが深く関わっているため、その濃度変化が症状として現れやすいとされています。
主な原因
テタニーの主な原因は、血液中のカルシウム濃度の急激な低下だとされています。副甲状腺の機能低下によりカルシウム濃度を調整するホルモンの分泌が減少する場合や、ビタミンD不足、マグネシウム不足などが関わることがあるといわれています。
そのほか、過呼吸(過換気)によって血液のpHが変化し、一時的に神経が興奮しやすくなることでテタニー様の症状が現れることもあるとされています。妊娠中や授乳中はカルシウムの需要が高まるため、症状が起こりやすくなる場合があるといわれています。
気をつけたいサイン
手足や唇の周りのしびれ、ピクピクとした筋肉のけいれん、手指が内側に曲がったまま戻りにくくなるといった症状が特徴とされています。症状が進むと、のどの筋肉がこわばり呼吸がしづらくなることもあるといわれており、注意が必要です。
すぐ受診したいケース
手指の硬直が続く、呼吸がしづらいと感じる、けいれんが繰り返し起こるといった場合は、早めに医療機関を受診することが勧められます。特に息苦しさを伴う場合は、様子を見ずに速やかに受診することが望ましいとされています。
日常生活でできる工夫
日頃からカルシウムやマグネシウムを含む食品をバランスよく摂ることが基本とされています。乳製品、小魚、大豆製品、海藻類、ナッツ類などを意識して取り入れることが役立つといわれています。
また、過呼吸のきっかけになりやすい強い不安やストレスをためすぎないよう、ゆっくりとした呼吸を心がけることも一つの工夫とされています。症状が起きた際は慌てず、まずは落ち着いて呼吸を整えることが大切だといわれています。
よくある質問
Q. テタニーは誰にでも起こる可能性がありますか?
A. カルシウムやマグネシウムの不足、過呼吸などのきっかけがあれば誰にでも起こりうるとされていますが、頻度には個人差があるといわれています。
Q. 一度症状が出たら繰り返しやすいですか?
A. 背景にある原因が改善されないままだと繰り返す可能性があるとされています。原因を調べて対応することが重要だといわれています。
Q. ストレスも関係しますか?
A. 強いストレスや不安は過呼吸を招きやすく、間接的にテタニー様の症状のきっかけになることがあるといわれています。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある場合や症状が続く場合は、自己判断をせず医師にご相談ください。










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