不整脈(心房細動)と脳梗塞
心房細動は不整脈の一種で、心臓の心房が小刻みに震えるように不規則に動く状態を指すとされています。この状態が続くと心臓内に血液がよどみ、血栓ができやすくなることから、脳梗塞の重要な危険因子の一つと考えられています。
主な原因
心房細動が起こると、心臓の心房部分がスムーズに収縮できなくなり、血液が心房内にとどまりやすくなるとされています。血流がよどんだ部分では血液が固まりやすく、血栓が形成されることがあるといわれています。
この血栓が血流に乗って脳の血管まで運ばれ、そこで詰まることで起こる脳梗塞は「心原性脳塞栓症」と呼ばれ、太い血管が突然ふさがれることが多いため、症状が重くなりやすい傾向があるとされています。加齢、高血圧、心臓の病気、甲状腕の異常などが心房細動の背景として挙げられています。
心房細動に気づきにくい理由
心房細動は動悉や胸の違和感として自覚されることもありますが、まったく自覚症状がない場合も少なくないとされています。特に発作性心房細動と呼ばれるタイプは、症状が出たり治まったりを繰り返すため、健康診断の心電図でたまたま指摘されるまで気づかれないこともあるといわれています。
自覚症状がないまま心房細動が続くと、本人が気づかないうちに脳梗塞のリスクが積み重なっている可能性があるとされ、定期的な健診での心電図チェックが重要と考えられています。
気をつけたいサイン
動患、脈の乱れ、息切れ、胸の違和感などを感じることがある一方で、無症状のまま経過することもあるとされています。心房細動が背景にある脳梗塞では、片側の手足の麻痺やろれつが回らないといった症状が前触れなく突然、重い形で現れることがあるといわれています。
すぐ受診したいケース
脈の乱れや動患が続く場合は早めに医療機関に相談することが勧められ、また片側の麻痺やしびれ、言語障害、激しいめまいなどが突然現れた場合は、様子を見ずに直ちに救急車を呼ぶことが強く勧められています。
日常生活でできる工夫
定期的な健康診断で心電図を受け、脈の乱れに早めに気づくことが基本とされています。家庭用の血圧計や脈拍測定機能を使って、日頃から脈のリズムを意識しておくことも役立つといわれています。
心房細動と診断された場合は、医師の指導のもとで血栓予防のための薬物療法などを継続し、自己判断で中断しないことが重要とされています。カフェインやアルコールの摂りすぎ、睡眠不足なども不整脈に関わるとされ、生活リズムを整えることも勧められています。
よくある質問
Q. 心房細動があると必ず脳梗塞になりますか?
A. 心房細動は危険因子の一つとされていますが、適切な治療や管理によってリスクを抑えることが期待されるといわれています。
Q. 心房細動は自分で気づけますか?
A. 動患などの自覚症状がある場合もありますが、無症状のこともあり、健康診断の心電図で発見されることも少なくないとされています。
Q. 心房細動による脳梗塞は普通の脳梗塞と何が違いますか?
A. 心臓由来の比較的大きな血栓が太い血管を突然塵ぐことが多く、症状が急激かつ重くなりやすい傾向があるとされています。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある場合や症状が続く場合は、自己判断をせず医師にご相談ください。










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