涙目・流涙症の原因
涙が自然にあふれてくる「涙目」は、正式には「流涙症」と呼ばれます。目を守るための涙の分泌が過剰になっている場合と、涙の排出がうまくいかず目にたまってしまう場合とがあり、原因によって考えられる対応も異なるとされています。
主な原因
ほこりや花粉、乾燥した風などの刺激、アレルギー、逆さまつげなどによって目が刺激されると、反射的に涙の分泌が増えることがあります。意外に思われるかもしれませんが、ドライアイによって目の表面が乾燥し、それを補おうとして涙の分泌が増える「反射性分泌」が涙目の原因になることもあるといわれています。
一方、涙は目頭にある涙点から涙道を通って鼻へと排出されていますが、この涙道が加齢や炎症などで狭くなったり詰まったりすると、涙がうまく排出されずにあふれてしまうことがあります。乳幼児では涙道が生まれつき十分に開通していないことがあり、高齢者では加齢に伴って涙道が狭くなりやすいとされています。
涙の分泌と排出のしくみ
涙は目の表面を潤し、ゴミや異物を洗い流す役割を担っており、通常は分泌と排出のバランスが保たれています。このバランスが崩れると、分泌が多すぎる場合も、排出が滞る場合も、結果として涙目という同じ症状として現れることがあるとされています。
気をつけたいサイン
涙目に加えて、目頭付近の腫れや痛み、黄色っぽい目やにが出る場合は、涙道の炎症である「涙嚢炎」などが関わっている可能性があるといわれています。片目だけに症状が強く出ている場合や、症状が長く続く場合も、眼科での確認が勧められます。
日常生活でできる工夫
目の周りを清潔に保ち、目やにが気になるときは清潔なガーゼなどで優しく拭き取ることが勧められます。目をこすることは刺激になり症状を悪化させることがあるため、なるべく避けることが大切です。
花粉やほこりが気になる時期は、眼鏡やゴーグルで目を保護することも一つの工夫です。乾燥が原因と考えられる場合は、室内の湿度を保つことがドライアイからくる涙目の緩和につながるといわれています。
よくある質問
Q. 涙目はドライアイが原因になることもありますか?
A. はい。目の表面が乾燥することで反射的に涙の分泌が増え、かえって涙目として現れることがあるとされています。
Q. 赤ちゃんの涙目は自然に治りますか?
A. 乳幼児の涙目は涙道が未発達であることが原因の場合があり、成長とともに自然に改善することもあるといわれています。ただし気になる場合は小児眼科などでの相談が勧められます。
Q. 涙目が続く場合は何科を受診すればいいですか?
A. まずは眼科での相談が勧められます。涙道の状態を調べる検査が必要になる場合もあります。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある場合や症状が続く場合は、自己判断をせず医師にご相談ください。










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