脊柱管狭窄症とは?症状と原因をわかりやすく解説
- gensaiomiya
- 8月25日
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脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道である脊柱管が何らかの原因で狭くなり、その中を通る神経やそれを取り巻く血管が圧迫されることで、痛みやしびれなどの症状が現れる状態とされています。背骨は椎骨と呼ばれる骨が積み重なって構成されており、その中心にある空洞(脊柱管)を脊髄や神経の束が通っています。この通り道が加齢などによって徐々に狭くなることで、神経への圧迫が強まっていくと考えられています。
脊柱管狭窄症は中高年に多くみられ、特に腰の部分(腰部脊柱管狭窄症)で起こることが多いとされています。進行はゆるやかであることが多く、初期には自覚症状が乏しい場合もあるといわれていますが、放置すると歩行や日常動作に影響を及ぼすことがあるため、症状の変化に注意することが大切とされています。
加齢に伴い背骨に変化が生じること自体は珍しいことではないとされていますが、その変化の程度や神経への影響の出方には個人差が大きく、同じように画像検査で狭窄がみられても、症状の強さが人によって異なる場合があるといわれています。
主な症状
代表的な症状として、しばらく歩くと脚にしびれや痛みが出て、少し休むと再び歩けるようになる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる状態が知られています。前かがみになると脊柱管が広がりやすくなり症状が和らぐ一方、体を反らせる姿勢では脊柱管が狭くなりやすく、症状が強まる傾向があるとされています。自転車のように前傾姿勢を保てる動作では比較的長く続けられるのに対し、平地をまっすぐ歩くと症状が出やすいという特徴が指摘されることもあります。
しびれや痛みの範囲は、腰から片脚あるいは両脚にかけて広がることが多いとされ、足の裏の感覚が鈍くなったり、冷感や違和感を伴ったりすることもあるといわれています。人によって症状の出方には幅があり、片側だけに強く出る場合と、両脚にほぼ均等に出る場合があるとされています。
進行すると、脚の筋力低下や感覚の鈍さが強まり、つまずきやすくなることがあるとされています。まれに、排尿・排便の違和感や下肢の広範囲なしびれといった、神経への圧迫が強い状態を示す症状があらわれることもあるといわれています。
主な原因
加齢に伴う椎骨や椎間板の変形、椎間関節や靱帯(黄色靱帯など)の肥厚、骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨のとげ状の変化などが積み重なることで、脊柱管が徐々に狭くなっていくことが主な要因とされています。これらの変化は、長年にわたり背骨にかかる負荷が蓄積した結果として起こると考えられています。
生まれつき脊柱管が狭い体質の人もいるといわれており、同程度の加齢変化があっても、症状の出やすさには個人差があるとされています。また、過去の腰の怪我や、椎骨がずれる「すべり症」を併せ持つ場合、狭窄が進みやすくなる可能性も指摘されています。
症状が進みやすいとされる要因
長年の姿勢のくせや、重い物を扱う作業、体をひねる動作の多いスポーツなどによる腰への負荷の積み重ねは、脊柱管周囲の変化を進める一因となる可能性があると考えられています。加齢に伴う体幹の筋力低下は背骨を支える力を弱め、狭窄による症状を感じやすくする要因の一つとして挙げられることがあります。体重増加による腰への負担も、関連する要因として指摘されることがあります。
何科を受診する目安
歩行時に脚のしびれや痛みが繰り返し起こる、休みながらでないと長く歩けない、脚の力が入りにくいと感じる場合は、整形外科を受診し検査を受けることが勧められます。受診時には、症状の経過についての問診に加え、レントゲンやMRIなどの画像検査によって脊柱管の状態を確認することが一般的とされています。排尿・排便に関わる異常を感じる場合は、神経への圧迫が強い可能性もあるため、早めの受診が特に大切とされています。
検査結果や症状の程度に応じて、その後の対応方針は一人ひとり異なるとされています。生活上の工夫や経過観察を続ける場合もあれば、専門的な対応が検討される場合もあるとされ、いずれの場合も自己判断ではなく医師との相談を通じて方針を決めていくことが大切と考えられています。
日常生活でできる工夫
前かがみの姿勢を意識した歩き方や、杖・シルバーカーなど歩行を補助する道具の利用が、日常生活での負担軽減につながるといわれています。休み休み歩く際は、無理に距離を伸ばそうとせず、痛みやしびれが出る前に休息を挟むことも一つの工夫とされています。
長時間同じ姿勢を続けず、こまめに体を動かすこと、無理のない範囲で体を支える筋力を保つことも、日常生活を続けるうえで役立つと考えられています。
入浴などで体を温めて血流を促すことや、体を反らせすぎない姿勢を意識することも、日々の負担を和らげる工夫として挙げられることがあります。
靴選びも歩行時の負担に関わるとされ、足元が安定しやすい靴を選ぶことや、屋外を歩く際に路面の状態に注意することも、転倒予防の観点から役立つと考えられています。
よくある質問
Q. 脊柱管狭窄症はどの年代に多いですか?
A. 中高年以降に多くみられる傾向があるとされていますが、体質や職業的な負荷によって若い年代でみられることもあります。
Q. 間欠性跛行とはどのような症状ですか?
A. しばらく歩くと脚にしびれや痛みが出て、前かがみで休むと再び歩けるようになる状態を指すとされています。
Q. 自転車には乗れても歩くのがつらいのはなぜですか?
A. 自転車では自然と前かがみの姿勢を保ちやすく脊柱管が広がりやすいのに対し、まっすぐ歩く姿勢では脊柱管が狭くなりやすいためと考えられています。
Q. 症状が軽い場合でも受診したほうがよいですか?
A. 症状が軽くても進行する可能性があるため、気になる症状がある場合は早めに整形外科へ相談することが勧められます。
Q. 日常生活で特に注意したほうがよい動作はありますか?
A. 体を大きく反らせる動作や、長時間立ちっぱなしでいることは症状が出やすいとされているため、こまめに姿勢を変えることが工夫として挙げられています。
※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、特定の疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある場合や症状が続く場合は、自己判断をせず医師にご相談ください。










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