top of page

骨密度が下がるとどうなるか?

8月25日
読了時間: 5分

骨密度は、骨の中にどれくらいカルシウムなどのミネラル成分が詰まっているかを示す指標であり、骨の強さや丈夫さの目安の一つとされています。骨密度は思春期から20代にかけて高まった後、年齢を重ねるにつれて徐々に低下していく傾向があるといわれています。骨密度が下がるとどのような変化が体に起こりうるのか、そのしくみと考えられる影響について詳しく整理します。

骨密度とは

骨は一見変化のない硬い組織のように見えますが、体内では古い骨が壊される「骨吸収」と、新しい骨がつくられる「骨形成」が絶えず繰り返されており、この働きは「骨代謝」と呼ばれています。骨密度とは、この骨代謝によってつくられた骨の中に、カルシウムやリンなどのミネラルがどの程度密に含まれているかを表す数値とされています。骨密度が高いほど骨は緻密で丈夫とされ、逆に低下すると骨の内部がスカスカな状態に近づいていくと考えられています。骨密度は骨全体の強さを決める唯一の要素ではありませんが、骨の状態を把握するための代表的な指標として広く用いられています。

骨密度が加齢とともに低下する仕組み

骨密度は思春期から20歳前後にかけて骨形成が骨吸収を上回ることで増加し、成人期にピーク(最大骨量)を迎えるとされています。その後は骨吸収と骨形成のバランスが徐々に骨吸収側に傾きやすくなり、年齢を重ねるとともに骨密度がゆるやかに低下していく傾向があるといわれています。特に女性では、閉経前後にエストロゲンというホルモンの分泌が急激に減少することが、骨吸収を進みやすくする一因として指摘されています。男性においても加齢に伴うホルモンバランスの変化や活動量の低下などが、骨密度の低下に関わる可能性があるとされています。このように骨密度の低下は、多くの人にとって加齢に伴い自然に起こりうる変化の一つと考えられています。

骨密度が下がると起こりうること

骨密度が下がり骨がもろくなると、体のさまざまな場面に影響が及ぶ可能性があるといわれています。ここでは、骨密度の低下との関連が指摘されることが多い代表的な変化を紹介します。

骨折リスクの上昇

骨密度が低下すると、骨の内部の構造がすき間の多い状態になりやすく、わずかな衝撃や転倒でも骨折しやすくなる可能性があるとされています。特に、背骨(脊椎)、手首、太もものつけ根(大腿骨近位部)などは、骨密度の低下に伴う骨折が起こりやすい部位として知られています。背骨の骨折は、重い物を持ち上げる、くしゃみをするといった日常のちょっとした動作の中で、自覚のないまま生じる「圧迫骨折」として起こることもあるといわれています。

姿勢の変化・身長の低下

背骨を構成する椎体が骨密度の低下によってつぶれるように変形すると、背中が丸くなる、猫背が目立つようになるといった姿勢の変化につながることがあるとされています。こうした変化が積み重なると、若い頃と比べて身長が縮んだように感じられる場合もあるといわれています。姿勢の変化は見た目の印象だけでなく、体のバランスの取り方にも影響を及ぼす可能性が指摘されています。

日常生活における動きにくさ

背中が丸くなる、体のバランスが取りにくくなるといった変化が進むと、歩行時の安定性に影響が及び、つまずきや転倒のリスクが高まりやすくなるとも考えられています。また、骨折への不安から外出や活動を控えるようになり、結果として筋力や体力の低下につながる場合もあるといわれています。骨密度の低下は骨そのものだけでなく、日常生活における動作のしやすさ全般に関わりうる変化として捉えられています。

自覚しにくい変化であること

骨密度の低下は、痛みなどの自覚症状を伴わずに進むことが多いとされています。そのため、骨折や身長の低下といった変化が現れて初めて、骨密度が低下していたことに気づくケースも少なくないといわれています。このような特徴から、骨の状態は自覚症状だけに頼らず、定期的な確認を通じて把握していくことが大切とされています。

骨密度の低下に関わるとされる要因

骨密度の低下には、加齢やホルモンバランスの変化に加え、さまざまな要因が関わっている可能性があるとされています。日頃の栄養状態、体を動かす習慣の有無、日光を浴びる機会、喫煙や過度な飲酒といった生活習慣は、骨代謝のバランスに影響を与えうる要因としてしばしば挙げられます。また、極端な食事制限によって体重が大きく減少することも、骨密度に影響する可能性が指摘されています。遺伝的な体質や、特定の持病・治療の影響が関わる場合もあるとされ、骨密度の変化には複数の要因が重なり合っていると考えられています。

骨の健康維持との関連が指摘される生活習慣

骨の健康を保つうえでは、日々の生活習慣との関連がしばしば話題にされます。食事の面では、骨の材料となるカルシウムに加え、カルシウムの吸収を助けるとされるビタミンD、骨の土台となるたんぱく質など、さまざまな栄養素をバランスよく摂ることが大切とされています。カルシウムは乳製品や小魚、緑黄色野菜、大豆製品などに、ビタミンDは魚類やきのこ類、日光を浴びることによる体内での生成などに関連するといわれています。

また、ウォーキングや軽い筋力トレーニングなど、骨に適度な負荷がかかる運動を習慣的に行うことも、骨の代謝と関連するとされています。屋外で適度に日光を浴びる時間を持つこと、喫煙を控えること、飲酒量を控えめにすることなども、骨の健康との関連がしばしば指摘される生活習慣です。ただし、これらの習慣はあくまで体全体の健康を保つための一般的な工夫であり、特定の食品や方法だけで骨密度の変化がすべて決まるわけではないとされています。

気をつけたいサイン・相談の目安

背中や腰の痛み、姿勢の変化、身長が縮んだように感じるといった変化に気づいた場合や、軽い転倒・衝撃で骨折した経験がある場合は、骨の状態を確認する一つのきっかけになるといわれています。骨密度は骨密度測定などの検査によって把握できるとされており、気になる変化がある場合は、整形外科などの医療機関に相談することが勧められています。特に女性は閉経後、男性も高齢期に入ると骨密度が低下しやすくなるとされているため、自覚症状がない場合でも、年齢や生活状況に応じて定期的に骨の状態を確認しておくことが安心につながると考えられています。

最新記事

すべて表示
側弯症とは?症状と原因をわかりやすく解説

側弯症は、背骨が左右に弯曲し、多くの場合背骨自体のねじれを伴う状態とされています。小児期から思春期にかけてみられることが多く、原因がはっきりしない「特発性側弯症」が全体の6〜7割を占めるといわれています。 主な症状 肩の高さの左右差、肩甲骨の突出、腰の非対称性、胸郭変形などがあらわれることがあるとされています。進行すると腰背部痛や、まれに心肺機能への影響が生じることもあるといわれています。 主な原

 
 
 
オスグッド病とは?成長期に多い膝の痛み

オスグッド病は、成長期の子どもにみられる膝の痛みの代表的な原因の一つとされ、膝のお皿の下にある骨の出っ張り(脛骨粗面)に負担が蓄積することで炎症や痛みが生じる状態といわれています。10歳〜15歳頃、スポーツを活発に行う子どもに多くみられるとされています。 主な症状 膝のお皿の下あたりが痛み、運動をすると痛みが強まり、休むとやわらぐという特徴があるといわれています。進行すると、膝のお皿の下の骨が突き

 
 
 
外反母趾とは?原因と症状をわかりやすく解説

外反母趾は、足の親指(母趾)の付け根の関節が「くの字」に曲がり、変形する状態とされています。進行すると、付け根の関節の内側が突き出し、靴に当たって痛みや炎症が生じることがあるといわれています。 主な症状 親指の付け根が人差し指側に向かって曲がり、内側の突き出た部分に痛みや腫れが生じることが特徴とされています。初期は靴を履いたときだけ痛むことが多いものの、進行すると靴を脱いでも常に痛むようになること

 
 
 

コメント


〒331-0815

​埼玉県さいたま市北区大成町4丁目148-1

© 2023 株式会社 源齋

TEL: 048-667-5337

​FAX:048-667-0486

gensaiwebshop

 源齋メディカルレポート 

展子社長

2019.12/9.埼玉県で開催された第2回善玉カルシウムの集い講演会の様子です。株式会社源齋の専務取締役に就任した兼杉展子の挨拶他、改良を加えた善玉カルシウムの発表もありました。

福島賢人

2019.4/14.埼玉県で開催された100歳寿命90歳健康寿命を考えるセミナーの様子です。当日は福島賢人医師と堀口裕医師をお招きし、様々な臨床例などを発表していただきました

健康博覧会善玉カルシウム

2019.1/23.24.25 東京ビッグサイトにて開催された日本最大級の健康産業展示会「健康博覧会2019」に、源齋の水素カルシウムを発表・展示致しました。

善玉カルシウム診断.jpg

2018.12/14.15 埼玉県で骨の専門医である福島賢人先生をお招きし、善玉カルシウムの骨の健康診断を行いました。「見える化医療推進サプリメント」である善玉カルシウムの診断の模様です。

善玉カルシウムセミナー

2018.11/24 埼玉県さいたま市​TKPカンファレンスルームにて、株式会社源齋主催「抜苦与楽善玉カルシウムの会」を開催。新商品の開発や、経営理念などを代表の兼杉浩より発表いたしました。

善玉カルシウムセミナー

2018.10月、埼玉県さいたま市大宮サンパレスにて、100年健康寿命を考えるセミナーを開催いたしました。ブルークリニック青山の院長青山真礼先生をお招きし、カルシウムの重要性を講演していただきました。

兼杉浩セミナー

2018.7/13 埼玉県でGensaiコンダクター兼杉浩氏による善玉カルシウムセミナーが開催されました。体験者を招待し、善玉カルシウムの貴重な体験談を交えて様々な発表がありました。

堀口裕医療セミナー

2018.6/10 東京都で開催された堀口裕医師による病気の根を抜く医療セミナーのレポート。100歳という健康寿命に対し、どういった医療や習慣が必要なのかをご講演いただきました。

リモート2.

源齋では、ZOOMを使った骨の専門医によるリモート診断を行っております。
​詳細は是非お問い合わせください。

  • Instagram

TEL: 048-667-5337

サロン

返品・交換ポリシー(源齋)

源齋(gensai.jp)では、商品の品質管理に万全を期しておりますが、万が一不良品が届いた場合に限り、返品を受け付けております。

■ 返品について

  • 対応条件:商品に不良がある場合のみ返品を承ります

  • 返品期限:商品到着後 7日以内

  • 返品方法:お問い合わせフォームまたはメールよりご連絡ください

  • 必要情報:注文番号・お名前・不良箇所の写真

  • 送料:不良品の返品送料は当店が負担いたします

■ 交換について

  • 交換対応は行っておりません

  • 不良品の場合は返品にて対応いたします

■ お客様都合の返品について

  • 健康食品という商品の性質上、 開封済み・使用済み・お客様都合による返品はお受けできません

■ 返金について

  • 返品商品の確認後、速やかに返金手続きを行います

  • 返金方法はご注文時の決済方法に準じます

bottom of page